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OVT 日仏ワーキングホリデー事務局OVT 日仏ワーキングホリデー事務局

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インタビュー:パリのデパートで販売をしながら建築研究

諏訪 一紀さん

「想像力を駆使して生活の中の問題を解決」

2001年6月号・・・諏訪 一紀さん



Q.諏佐さんはパリにお住まいとの事ですが、フランスに来てから一番カルチャーショックを受けたことは何ですか?
A.そうですね、パリに来たのは初めてですが、文化の高尚さを、身をもって感じます。街中にある彫刻もそうですし、古いものを大切に維持、継承する文化や、逆に新しい、思い切った斬新な企画を国が率先して進める文化など、素晴らしく進んでいるな、と思いました。パリで好きな建築のひとつに、ポンピドゥーセンター(レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャース設計)があります。これは、奇抜なデザインながらもこの街にすんなり溶け込んでいる。もちろん、初めはフランス人お得意の賛否両論があったのでしょうが、結局は建ててしまう。そして、何年後かにはパリに無くてはならない存在になってしまうという経過も不思議と納得できます。それに美術館の展示も。一級の芸術作品が惜しげもなくガラスなしで展示され、フラッシュなしなら写真もOK。美術館の中でイーゼルを立てて模写している学生を見ると羨ましくなります。まだまだ、表面的なことしか見えていないと思いますが、生活をしていく中でいろいろな場面を体感していきたいと思います。

Q.日本でのお仕事を辞めてこちらにきた理由は何ですか?
A.僕の場合は渡仏するために会社を辞めたわけではありませんでした。退職後にちょうどフランスVTの募集を知り、ギリギリの応募で半分ダメもとでした。応募の理由はまず、フランスでの「生活」を体験したかったことです。将来、建築を自分の仕事にしていきたいので、このワーキングホリデー制度を通し、現地の生活と習慣を実感していく中でいろいろな事を体験・吸収し、今後の設計に役立てたいと思いました。ですから、僕にとってこの1年間は「遊学」ということです。それに日本ではずっと実家に住んでいたため、一人暮らしを経験してみたかったこともあります。炊事も洗濯もほとんどしていなかったので、初めは慣れないことで苦労しました。例えば、コインランドリーに行っても、どこに何を入れていいか分からないし、人に聞いても言葉が分からない。で、生活のほとんどは想像力を駆使して解決してきましたね(笑)。

Q.現在はどんな活動をされていますか?
A.今は仕事にほとんどの時間を割いていて、なかなか自分の時間をとれないでいます。それでも天気の良い日の午前中や休みの日には、街に出て美術館巡りや建築探訪に出かけています。パリは、狭いとはいえ見るものがたくさん凝縮されているので、飽きずにあちこち歩き回って、写真を撮ったりスケッチしたりしています。仕事は、渡仏後2ヶ月目に自力で見つけました。デパート内での販売係です。主なお客様は日本人観光客の方々ですが、たまにフランス人も立ち寄ってきますからフランス語の勉強にもなります。語学学校は4ヶ月間アリアンス・フランセーズの初級コースに通いましたが、学費がネックになってきて今は通っていません。資金に余裕があればもう少し通って会話ができる程度になりたいなとは思いますが、普段の生活はなんとかなっています。

Q.これからはどのような事に挑戦していきたいですか?
A.せっかくフランスに滞在しているので、パリに限らず地方やヨーロッパ諸国も見ていきたいと思います。とにかく本物はいいですね。「百聞は一見にしかず」で、本を読み写真で見ていたものを実際に見たときの感動は格別です。また、その空間のボリュームを肌で感じたいと思います。あと、こっちでもたくさんの人脈をつくりたいと思いますね。いろいろなことをやっている人たちと交流していると、自分にも刺激になります。

Q.パリで心がやすらぐ場所やお気に入りの場所はどこですか?
A.僕が一番気に入っているのはバスの中です。どこへ行くにもまず、バスを使います。地下鉄と比べると時間はかかりますが、のんびりと車内から街の風景や生活のひとコマを垣間見ているととても楽しいです。また、通勤で毎日使う68番のバスは、ルーヴル美術館の前を通り、セーヌ川を渡ります。この光景はとても幻想的です。今日はやけに水かさが多いななどと、セーヌ河の水量調査も毎日の小さな楽しみです。それからカルティエ財団(ジャン・ヌーヴェル設計)を通ります。パリの中で一番好きな建築です。一面ガラス張りのファサードは周りの環境に溶け込み、季節や時間によって見るたびに変える表情は、僕の理想的な建築です。

Q.こちらにきて怖い思いをしたり、危ない目にあった事はありますか?
A.僕自身は今まで幸運にもそういった経験はありません。こちらで知り合った人たちは親切にしてくれますし、いろいろとアドバイスしてくれるので、周りの人たちにはとても感謝しています。ただ、仕事で日本人観光客の方々が被害に遭っているのを聞いたりしていると、自分の気も引き締まりますね。例えば、「宿泊先のホテルに帰ったら部屋のカギが壊されていて、部屋は荒らされ、置いていたスーツケースも壊されていた。大事な物は盗られなかったけど、旅行代理店持ちで新しいスーツケースを購入しなければならなかった。」「メトロの改札で後ろから無理やり押すように入ってこられ、気付いたらバッグの中の財布がなく、盗られたカードの差し止めに当デパートに駆け込む。」これは一番多く聞くパターンです。他には、「エッフェル塔で隣の外国人が急に転んだため、起こしてあげようと手を貸してあげたところ、後で自分の財布がなくなっていたことに気付いた。」デパート内でも、お客様に館内説明をしている最中、割り込んで商品の質問をしてきた外国人がいて、目を離したスキにもう1人の外国人がお客にピッタリくっついて狙われていたこともありました。

Q.最後に、フランスVTを選んだのは何故ですか?
A.僕の専門は建築でして、ワーキングホリデー実施国の中で都市やデザインについて一番興味があったのがフランスのパリでした。が、正直言ってビザの応募をして認可されるまでは、海外で生活するなんて考えてもいませんでした。考えた挙句、やるなら今しかない!と決意しました。これもなにかの縁なのかなと思っています。


諏佐さん、ありがとうございました。
日本人観光客を相手にお仕事をなさっている彼のトラブルの話を参考に、皆さん、どんな状況でも気を抜かないように気をつけて下さいね。
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テーマ:ワーキングホリデー - ジャンル:海外情報

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