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インタビュー:パリでフォトグラファー

yoshida

「“クリーン”な街ではないけど、やはりパリは美しい」

2001年4月号・・・吉田 タイスケさん


Q.VTビザで渡仏しようと思ったのはなぜですか?
A.ちょうど、新しい活動拠点としてパリに行きたいなあと思ったので。労働が目的だったのでこれ以上のビザはありませんでした。渡仏にあたって、不安だったことはありません。お金もないし、フランス語も喋れなかったけど、なんとかなるだろうと思っていました。来てしまうと、やはり語学には苦労していますが。
 今後申請する人へのアドバイスですが、やはりフランスへ行く目的を明確にした方がビザを取りやすいと思うので、例えば語学でも、語学を使って何をしたいかということを伝えるといいのではないでしょうか。ただ、僕は、ビザを取得できる人は何かに導かれるようにして来るし、取得できない人は、その人にとって(フランスに来ないほうが)ためになるからだと思うんです。

Q.タイスケさんの場合、滞在の「明確な」目的とは?
A.日本で、コマーシャルフォトグラファーとして、広告一般、ホテルのパンフレットや専門店のポスター、大学の入学案内、通販のカタログやチラシなどを撮影していました。滞仏目的は、フォトグラファーとしてこちらで暮らすための足がかりを作ること。こちらで暮らす方が、写真と自分自身について考える時間や機会がより多くあると思いまして。今の時点で、半分くらいはその目的を達成していると思います。

Q.現在はどのような活動をしていますか?
A.ウエディング会社と契約を結び、こちらで式を挙げる日本人カップルを撮影したり、日本から頼まれる仕事をしたりしています。今までにJALの機内誌でのパリのカフェ紹介や、ベネッセコーポレーションの留学生紹介のための取材、日本舞踊公演出演者のポートレイトや、フランスで俳優を目指す人達のポートレイト、服飾のコレクション展示会のためのインビテーションカードの撮影などをしました。
 ウェデイングの仕事はアノンスで見つけましたが、その他の仕事は全て知人からの紹介です。全て、こちらに来てから知り合った人達に紹介してもらったもので、本当にいろいろな人の力を借りて今の自分があるんだな、といつも思っています。仕事にはとりあえず不満はありません。今はいろいろな人と出会うことが楽しいです。

Q.日常生活は順調ですか?
A.食生活に関しては、僕は順応性が高いのか、日本食を食べずとも特別不満を感じることはありません。フランス人はパンとチーズとワインさえあれば何もいらない、なんていう言葉を聞きますが、フランスにおけるそれらは日本でいうところのご飯とみそ汁に漬物みたいなもので、ほんとにおいしいです。安いし。日本食材も買おうと思えば手に入るし、韓国、中国、トルコ、ユダヤ、インド等いろいろな国の食材が手軽に買えるので楽しい。残念なのは、やはり安くて新鮮な魚が食べられないことと、昨今の狂牛病に端を発する肉類への不安ですね。生活の中での不安といえば・・・、うーん。不安ですね、いつも。僕はサラリーマンじゃないし、誰かに自分の生活を保証してもらっているわけじゃないから。嫌なことや悩みっていうのは特にないなあ。あってもすぐ忘れます。悩んでも何も解決しないし。こちらに来てから苦労していることは、語学と生活費。貯金を持ってこなかった(というか元々ない)ので。

Q.VT期間中、今後やりたいことはありますか?
A.ありますあります(笑)。観光と夜遊び。これに尽きますね。僕はまだルーブルも見ていないので・・・。

Q.VTビザ終了後(将来)の夢を教えてください。
A.夢と言われるとなんだか漠然としているのですが、今思うことは、早く自分の「スタイル」を見つけること。自分にしか撮れない写真、もしくは一生撮りつづけたいと思えるようなテーマに出会いたいですね。僕にとって写真を撮ることは即ち「出会う」ことです。それは自分と出会うことかもしれないし、人や風景、モノとの出会いであったりもします。匂いや色、音や手触りも僕にとっては「出会い」です。それによって自分が楽しくなったり、何かに気づいたり、考えたり、誰かと仲良くなったり。そんな風に「広がっていくこと」が僕の毎日の中で楽しいな、好きだなと思えることです。

Q.フランスについて、渡仏前後で印象が変わったところはありますか?
A.印象は最初すごく変わりました。こんなに移民がいるとは知らなかったし、こんなに犬の糞だらけとも知らなかった。車が多くて、こんなにごみごみしているとも思っていなかったので。カフェの足元はゴミだらけだし。でも、やはり住めば都なのでしょうか、「クリーン」な街ではないけれど、やはりパリは美しいです。パリジェンヌもかわいいし。
 好きなところはたくさんあります。歴史がたくさん残っているところや、きちんと挨拶をするところ、子供を甘やかさず大人の時間を尊重するところ、言葉を使ったコミュニケーションが自然で、しかも相手のプライバシーには立ち入らないところ。自分を皆持っていて、「人は人」というところが好き。それから、芸術といえば、デパートなどの額売り場の充実には感動しますよ。生活に芸術が浸透しているんでしょうね。嫌いなところもたくさん。効率が悪いのには本当に腹が立つし、頑固で融通が効かない、いいかげんで自分の言ったことさえすぐに忘れるところも嫌い。後はなんといっても、アジア人などに対して排他的な考えを持っている人達がいることが残念です。
 僕はパリしか知らないのですが、ここにはやはりエネルギーがあります。世界中から集まってくる人達が持つエネルギー。今と歴史が同居している感じが好きです。そして、フランス人は、ちょっとした楽しさを見出すことが日本人よりも上手い気がします。毎日の中の見落としそうな小さいこと、それを見つけると少しだけうれしくなるようなこと。「遊び心」をいつまでも持ちつづけられそうな雰囲気のある街だと思います。

タイスケさん、ありがとうございました。
彼は現在、仙台のタウン情報誌のアートページにエッセイと写真を連載しています。機会があれば是非ご覧下さい。また、彼のパリの写真とエッセイを掲載してくれる雑誌等も募集中です。興味のある方は、OVTまでご連絡下さい。
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テーマ:ワーキングホリデー - ジャンル:海外情報

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