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OVT 日仏ワーキングホリデー事務局OVT 日仏ワーキングホリデー事務局

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インタビュー:ノルマンディー地方のレストランに勤務

福島 香織さん

「フランス人気質を理解することができた」

2004年3月号・・・福島 香織さん


Q.VTビザでフランスに来ようと思われたのはなぜですか?
A.ロンドン滞在時に今の彼氏(フランス人)と出会ったんですが、その後、彼がVTビザで日本に来ていたんです。それを見て、わたしもVTビザを利用してフランスへ行こう、と単純に考えました。
将来、日本でパン屋をやったあと、フランスでカフェを開業したいと思っているので、製パンの専門学校への入学準備として、まずはVTビザでこちらの生活に慣れ、語学などを習得したいと思いました。
最初から学生ビザで、というのは考えなかったのですが、結果としては、仕事をすることで、製パン学校での勉強に役立つ経験を積むことが出来て良かったと思います。
VTビザでの滞在で、仕事を通してフランス人と接し、フランス人気質を理解することができました。

Q.現在はどちらに滞在されていますか?
A.西ノルマンディー地方のカーン近郊、リュク・シュール・メール(luc-sur-mer)と いう町に、彼と一緒にステュディオで暮らしています。

Q.お仕事をされていたようですが、仕事の環境はどのような感じでしたか?
A.レストランを中心にCV(履歴書)27枚を配り歩き、フレンチ・レストランでの仕事を見つけました。4ヶ月の契約で働いたのですが、最初の1ヶ月くらいは、皿洗い、野菜切り、調理手伝いなどが主な仕事で、マイペースで順調に仕事が出来ていました。でも、2ヶ月目に入った頃から、同じレストラン内のバーの手伝い、デザートのお菓子作りなども任されるようになりました。そこのレストランの経営者は、とにかく私をこき使おうと考えていたようで、仕事のあまりのハードさに体調を崩したりすることが増えてきたんです。

でも、調理場などのスタッフはフレンドリーに話しかけてくれて、とても良い環境でした。料理のレシピなどもいろいろと覚えることが出来ましたし。
仕事を辞める日には、フランスのレストランで良く知られている伝統的な行事で見送られました。卵を溶いたものを大量に頭からかけられ、その次に小麦粉をばさばさと投げつけられるんです。全身に小麦粉がくっついて固まり、団子のようになって、良い思い出になりました。

Q.そのレストランで勤務中に、パスポートの件で、トラブルがあったようですね。
A.働いて2週間くらい経った頃、滞在許可証が必要だと言われて、パスポートとVTビザを経営者に見せたところ、確認したいからパスポートを預けてくれと言われまし た。今思えばコピーでよかったのですが、よく分からないままにパスポートそのものを渡してしまったんです。その後、返却をお願いしたのですが、紛失したと言われ、 結局、パリの日本大使館に出向いて再発行することになってしまいました。

経営者に、紛失した責任はそっちにあるのだから、再発行にかかる費用などを支払ってくれと直談判したのですが、向こうはしらを切り通すばかりで、結局、自費で再発行し、紛失に関しては警察に調査を依頼しました。

さらに、警察に行って事情を説明した際に、給料明細などの書類を見せたことで分かったことなのですが、そのレストランは社会保障費などを支払っていなかったとのこと。経営者が私の労働許可証申請のためにパスポートを労働局に送付したなどと言っていたので、私は労働局への連絡が行っていると思っていたのです。しかし実際のところ、その経営者はなにもしておらず、労働局に報告を怠っていたとして罰金を払わされたようです。

(OVT注: VTビザ所持者は、仕事を始める前に労働許可証の申請・取得を行なう必要があります。)

自分の不注意で他人に大切な書類を手渡してしまったばっかりに、大変な時間と労力を費やすことになってしまいました。
これからVTビザなどで渡仏される方は、パスポートなどの重要書類は絶対に他人に渡したり預けたりしないようにして欲しいと思います。

パスポートの紛失でVTビザもなくしてしまいました。在日フランス大使館に連絡したところ、VTビザは再発行できないとのことでしたが、ビザの代わりにVT滞在を証明で きる書類を送ってもらうことができました。

Q.こちらに来てから覚えた、ノルマンディー地方の料理のレシピなどはありますか。
A.ノルマンディー地方のお菓子としては、「お米のプディング」や「キャラメル・アップルパイ」などがあります。この地方では、クレーム・ブリュレにリンゴを入れるんですが、とても簡単なので、レシピをご紹介します。

「リンゴ入りクレームブリュレ ノルマンディー風」(4人分)

<材料>
A) リンゴ(小玉2個)、砂糖70グラム、バター50グラム
B) 生クリーム250グラム、バニラビーンズ1/2本、砂糖60グラム、卵黄3個分

<作り方>
1) 材料Aの砂糖、バターを小さいフライパンに入れ、かき混ぜずにじっと待つと薄茶色になる。そこに1.5センチ角に切ったリンゴを入れ、リンゴがやや透明になるまでソテーする。その後、冷ましておく。
2) 鍋に材料Bの砂糖半量、生クリーム、バニラビーンズ(さやから種を出しほぐしてまるごと使う)を入れ、沸騰直前まで沸かす。残りの砂糖と卵黄をマヨネーズ状になるまで泡立て器で混ぜ合わせる。ここに先ほどのクリーム液を少しずつ注ぎ混ぜ、 再び鍋に戻し、弱火にかける。木べらで絶えずかき混ぜ、ネクターのようなとろみに なったら、火からおろす。こし器でこして冷ます。
3) ブリュレ型(小さくて平たいグラタン皿)に1)のリンゴを6-8個くらい置き、2)を型の8分目まで注ぎ入れる。
4) オーブンの天板に湯をはり、そこにブリュレ型を置き、150度で35分蒸し焼きにする。
5) ブリュレ表面にグラニュー糖をまんべんなくふり、バーナーで焦げ目がつくまで 焼く。
(バーナーがない場合は、砂糖70gと水70ccを小鍋に入れて火にかけ、カラメルソースを作って、かけて召し上がってください。)

Q.仕事を辞めた後はどんな活動をされていますか?
A.地元の市場で、自分で作ったお菓子を売ったりしました。本当は、飛び入りで何かを売ることは出来ないのですが、「日本からわざわざ来た」と言って交渉したら、特別に出店させてもらえてラッキーでした。フルーツのタルトや抹茶のケーキなどを売ったのですが、見慣れないアジア人がお菓子を売っている姿は不思議なものだったのか、最初はなかなかお客さんが集まってくれませんでした。閉店後、売れ残ったお菓子を八百屋さんなどの店の人にあげたら、お礼に野菜をいっぱいもらえて、うれしかったです。

Q.日本を離れることで、何か新しい発見や気づいたことなどはありましたか?
A.自分自身で、生活の中のいろいろなことを切り開いていこうとする精神が向上したと思います。日本で当たり前に出来ていることが、海外では通じない。だから、それを何とか解決するために、積極的に発言できるようになれたと思います。

逆に、日本に戻ってからも同じ調子で積極的に発言すると、日本の友達から「生意気だ」とか「自慢してる」などと取られることもあったりして、少し困りますが・・・。

Q.製パン学校の入学準備は進んでいますか?今後の展望を教えて下さい。
A.フランスでの経験を生かして、いずれは日本で彼とパン屋を始めたいと思っています。その後、フランスでカフェを開業したいと考えているのですが、フランスで通用する資格を持っていれば、その際に有利かなと思っているわけです。

日本のパン製造技術は世界に誇れるものになってきていますが、やはり、本場フランスでBIO(自然酵母)パンの技術などを習得したいと思っています。

製パン学校の入学試験が近いので、必死に頑張っているところです。語学対策として、カーン大学付属の語学学校に通っているのですが、同じ学校の韓国人の友達が同 じパン学校を目指しているので、励ましてくれたりして嬉しいです。


福島さん、ありがとうございました。
トラブルを乗り越えて、積極的に自分の目標へ向かう気持ち・精神力の強さを感じ取ることができました。
これからも、その強さを生かして目標へ向けて頑張って下さいね。

彼女の体験談は、今後VTビザで渡仏する人たちにとっても良い教訓であると思います。
パスポートというのは、海外では自分の命の次に大切なものと言っても過言ではありません。他人には決して預けたりしないようにして下さい。
また、仕事が見つかったら、仕事を始める前に、必ず管轄の労働局に出向いて手続きをし、一時労働許可証(青い紙)を取得するようにしてください。
その許可証を持っていなければ、「不法就労」ということになりますので、雇用主が何も言わなくても、契約書などの書類を用意してもらうようにお願いして、自分自身で申請するようにしてください。
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テーマ:ワーキングホリデー - ジャンル:海外情報

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