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インタビュー:語学留学後VT渡仏、パリで念願の個展を開催

牛木 真由美さん

「今後も自信を持って絵を描きつづけたい」

2004年1月号・・・牛木 真由美さん


Q.VTビザでフランスに来ようと思ったのはなぜですか。
A.絵と料理が好きで、以前からフランスに興味があり、パリでごく普通に暮らしを楽しみたかったからです。長期間滞在して、働いてもみたいと思っていました。
学生 ビザでは上級クラスでないとバイトが出来ないと聞き、私のつたない語学力では上級クラスには入れないので、働くにはVTビザを取るしか手段がないと思ったわけです。
ただ、VTビザを最大限に生かして1年を楽しみたかったので、VTビザを取る前に半年間、学生ビザでパリに滞在しました。その間、日本語新聞などで仕事のアノンスなど を見て、下見をしたりしました。他にも住む上で必要となること、物価とか、お店の場所とか、VT滞在の下準備に費やした半年となりました。
VT前に学生で滞在して良かったことは、既に勝手が分かっていたこと。フランスに 頼れる知り合いや友達ができたこと。また、短期留学でホームステイをしていたの で、フランス人の知り合いがいたのは心強かったです。フランス語も全くの初心者からは脱出していましたし。


Q.申請理由はどのように書きましたか?
A.パリでの語学留学から帰国したばかりでしたが、そのことも正直に書きました。
半年ではやりたいことができず、まだまだ不完全燃焼だったこと、留学費用でほとんど貯金を使い果たしてしまったので、今回は仕事して生活費を稼ぎながら生活してみたいこと、そして、留学していた時の友達たちがまだ帰国してしまわないうちにもう一度会いに行きたい・・・などということを書いたと思います。

Q.どちらに滞在されていますか?
A.短期留学していた時に住んでいた建物の管理人さんにコンタクトを取ったところ、以前と同じ建物内にステュディオを借りることができ、日本にいる間に契約がで きたのでラッキーでした。
16区の閑静な住宅街でしたので快適でしたし、既に住み慣れた地区でしたから勝手も分かってて、ご近所づきあいも続行という感じで。ゴミ捨て場で近所のおじさんが挨拶してくれたり。

Q.お仕事の様子を聞かせてください。
A.日本料理屋でのバイトだったので、オーナーもスタッフもほとんどが日本人。
言葉の面ではそんなに心配してはいませんでしたが、これが大間違い!
働いてみてわかったのですが、お昼の営業中は、常連のフランス人たちでほとんど席が埋まってし まうのです。
当然、メニューもオーダーもフランス語!おまけに予約の電話をすっごい早口のフランス語でかけてくるもんだから、最初は大パニックでしたね。
一応半年間の留学経験はありましたが、さすがに語学学校では寿司ネタをフランス語で説明しましょう・・・というような授業は一切無かったわけで・・・。本当に最初は苦労しました。
和食初心者のようなフランス人のお客様に対しては、お箸の使い方やらお醤油のつけ方など全部説明してあげないといけない時があったので、同じ人間なのにフランスと日本ではこんなにも食文化も違うのかと、驚いてばかりでした。

Q.こちらに来る前に不安だったことはありますか。
A.やっぱりすぐに職が見つかるかどうか、それだけが心配でした。
前回の留学で貯 金をほとんど使い果たしてしまって、なおかつ、その年内にはVTビザの認可がおりて、すぐに出発しなければいけなかったのですが、手持ち額が本当に乏しくて。
す ぐに働く必要があったので、仕事が決まるかどうかは私にとって死活問題でした。

Q.思い描いていたフランス生活と実際に暮らし始めてからの生活とにギャップなどを感じましたか。
A.短期留学で来たときは、やはり旅行とは違い、外国で暮らすって大変だなと思いました。
フランス語が全く出来ないので、頭の中で考えることは大人でも、発言力は2歳程度。ものすごくストレスがたまりました。
ホームステイ先のマダムとは、絵文字でやり取りまでしました(笑。
その後VTビザで戻ってきたので、今回はそんなに現実離れした予測はしていませんでしたが、フルタイムの仕事をしていたので、自分の時間がなかなか取れなかったの は残念でしたね。
結局、11ヶ月間で仕事を辞め、残りの1ヶ月は自分のために時間を取ることにしました。
VTビザでの滞在は1年とはいえ、自分の一生のうちでとても貴重な時間だとおもうの で、私の場合は学生ビザで下見をし、今回は“本番”ということで、気合が入っていました。そのためか、毎日をとても大事に過ごすことが出来ました。

Q.VT滞在のひとつの目標だった個展を開催されたそうですね。
A.生まれてはじめての個展を開けたことは、私のVT生活の中でいちばん楽しかっ た出来事です。
以前から絵は好きで描いてはいましたが、お遊び程度で、とてもよそ様にお見せするような作品ではなかったんです。
でも、モンマルトルのテルトル広場で絵描きとして活躍している日本人の画家のおじさんが私の絵をかなり気に入ってくださって、「あんた、個展やったらどうだい?」とプッシュしてくださったのがきっ かけでした。
その後は、その師匠のつてで教えていただいた小さなギャラリーのフランス人オーナーに自分の絵を売り込んで、そこを2週間お借りすることとなりまし た。
さあ、個展やることが決まったのは良いのですが、なんと作品が1枚も無い状態でして・・・。しかも、マダムはパリの風景画を最低15枚持って来いとの注文を出してきたので、焦りました!!
でも、仕事しながら死ぬ気で描き、約2ヶ月間で16枚の水彩画を完成しました。後半は徹夜続きでヘロヘロでしたが、なんとか期間に間に合って良かったです。
やっぱりコネの世界ですから、人とのつながりは大事にしていかないといけないんだなーと感じました。
それから招待状の作成、周辺に貼る案内ポスター作成など、やらなくてはいけないことがこんなにあるの?!と半べそかきながらばたばたと準備を進めてました。
私の場合、絵を描きながらの同時進行、それプラス、フルタイムの仕事・・・だったので、どれだけ段取りが悪かったかがご想像いただけるかと思います (笑。

Q.個展のときの様子や、感想などをお聞かせ下さい。
A.個展開始から2日目にヴェルニッサージュといって、招待客の皆様にちょっとし た飲み物やお菓子をサービスする、ささやかなパーティーも開くことができました。
くつろいだ雰囲気の中で、みなさんが私の絵を鑑賞して一枚一枚の絵の感想を述べ てくださったのは、本当にうれしかったです。
夢にまで見たパリでの個展、しかも画家の街、モンマルトルでできたということは私にとって重要なことでした。
たぶん、あれだけ大勢の方が私1人のために、忙しい時間を割いて詰め掛けてくださる機会なんて、そうないと思います。残るは結婚式?!ぐらいの勢いで。
いらっしゃってくださった皆様には本当に感謝しています。

それにしても、おふざけ程度の私の絵を、よくマダムは受け入れてくださったなーと今でも不思議でなりません。
絵に関しては何の教育も受けていないし、何の芸術歴も無い、個展もまるで初めて。日本ではまず無理だったことと思います。
でも、さすがに芸術の国フランス!学歴なんかより、私の個性、絵の出来映え、そして私自身のやる気の大きさ、それを瞬時に判断して、その場でOKを出してくれたのは本当に驚きでした!
個展初日に2枚の絵を買ってくださった方がいたのも本当に嬉しかったです。
展示 ができるだけで十分、と思っていましたし、まさか売れるだなんて期待もしていませんでしたから、最初は戸惑ってしまいました。
ギャラリーのマダムにも、私をプッ シュしてくださった画家のおじさんにも、1枚も売れなかったら顔向けができない・・ ・ と思っていたのも事実でしたから、初日にしてそういうプレッシャーからも解放され て、その後は純粋に展示を楽しむことができました。
できることなら、今後も自信を持って絵を描きつづけ、いつかまたパリで個展が開けたら・・・と思っています。

Q.いままでのVT滞在を振り返っていかがでしょうか。
A.本当にあっという間でした。必死にやってきたという言葉がぴったりかと思います。
せめてあと半年でも延長できたらどんなに楽しいだろう・・・と夢見るばかりです。
でも、本当に楽しかったです!
また、日本を離れたことで、広いビジョンでいろんな物事を見る眼を持つことができました。
日本人はとかく人の目を気にするところがありますが、ここは個人主義の国。自分のやりたいこと、自分の意見、意思をしっかり持っていないと生きていけません。言いたいことは言わなきゃ分からない!をモットーにがんばってきたつもりです。
ずっと日本の狭い国で育ってきた私には、とうてい考えられない大変化だったと 思います。

Q.今後の活動予定、帰国後の展望は? 。
A.日本に帰ったらどうしましょう・・・まだなにも考えてません・・・。
今まで、VTでパリに行ってパリで働く!ということしか考えてなく、ひたすらそれに向かって頑張ってきたので、終わってしまった今、なんだか緊張の糸がプツリと切れてしまったようで。
でも、帰国してからもフランスに関わる仕事ができたらいいなーとは思っています。

Q.これからVTビザでフランスに来る人たちへのアドバイスはありますか?
A.やっぱりフランス語!これは少しでもいいからやっておいたほうが良いです。
VTビザで渡仏している他の友達たちは、まず語学学校に通ってから後半に職探し・ ・ ・というパターンが多いようですが、ハッキリ言って、もったいないです。
語学学校は学生ビザでも行けますから。
後半、残り半年を切ってからバイト探しといっても、そんな短期ではなかなか見つからないのは当たり前です。日本でも同じだと思いますが、仕事を完全に覚えるまでに2、3ヶ月くらいはかかりますしね。ですから、VTビザでしかできないことをちゃんと決めてから渡仏することをお勧めします。


“本番”であるVTの1年間を充実させるために、まず学生ビザで語学留学をして下準備を整え、VT滞在中にはついに念願の個展を開催した牛木さん。
その計画性は見習いたいものです。
目的の達成には明確な目標を持つことが大切であるということを教えていただきました。

ありがとうございました。
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テーマ:ワーキングホリデー - ジャンル:海外情報

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