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インタビュー: ポワチエ、トゥールーズなど地方の有機農家で研修

池田 達哉さん

「田舎の人間関係は慣れると逆に居心地良いもの」

2002年1月号・・・池田 達哉さん


Q.フランスでの活動は農業がメインらしいですが、農業を始めようと思ったきっかけは?
A.以前から、将来は田舎で暮らしたい、と漠然とですが考えていました。その後、勤めていた日仏学院で庭の管理を任されたのがきっかけで、農業に興味を持ち始めました。ある時、某農業学校の一日体験授業で芋掘りをしたのですが、その土のやわらかさ、暖かさ、そしてサツマイモの紅の鮮やかさに深い感動を覚えたんです。いつまでも手にしていたいとさえ思いましたねぇ。それで、気付いたら会社を辞めてました。


Q.なぜ、日本ではなくフランスに来ようと思ったのですか。
A.大学での第2外国語、留学、仕事と、フランスとは半ば「腐れ縁」のような感じになっていました。そこで、せっかく農業を始めるのなら、その中に「フランス風味」を加えられないかと思ったわけです。自分の年齢が、VTで決められている年齢制限に迫っているということもあり、まずはVTでフランスの農業を体験することを選びました。

Q.フランスではどのような活動をされていますか。
A.ポワチエ、パンポール(ブルターニュ)、ポー、トゥールーズと渡り歩きました。仕事内容も、果物や野菜の収穫、剪定、苗植えから、家の内装お手伝いという土方仕事まで、多岐にわたっています。現在は、ピレネー山脈の麓の有機農家で、研修生として農業の基本を学んでいます。

Q.仕事はどのように探されましたか。
A.主に、インターネットを使いました。まず、フランス農業サイト「AGRISS(注:1)」の求人欄で、パンポールでの仕事を見つけました。それから、イギリスに本部がある有機農業団体「WWOOF(注:2)」には、200件以上のフランスの有機農家が加盟しているので、これも調べました。現在研修中の有機農家も、この団体のリストから選び出したものです。ポワチエにいた時は地元の農協を利用しましたが、農業経験の有無を問われ、結局あまり役に立ちませんでした。

渡仏1か月間、仕事を見つけられずポワチエでフラフラしていた時は、さすがにこれからのVT生活について不安になりましたね。でも、季節労働系の仕事は、 1つ決まれば芋づる式にいろんな仕事が見つかるものです。ポー近郊でヴァンダンジュ(ワイン用のぶどうの収穫)をやったそのコネで、キウイの収穫バイトがすんなり決まりました。さらに、来年1月のブドウ畑の仕事も依頼されました。まあ、1つ決まるまでが大変なのですが…。

Q.地方での暮らしはいかがですか。
A.フランスの田舎には、バスが通っていない村がたくさんあります。車がないと生活ができないことは間違いありません。現在も山の中に住んでいるので、近くのスーパー行くにも車で30分かかります。

あと、好奇心むき出しのまなざしで自分を見つめる人々によく出会います。これは、日本の田舎で「外国人」を見つけた地元の人々のようなものですよね。今は慣れましたが、最初は、やはりある種の怖さを感じたものです。でも、一度知り合いになってしまえば、本当に気さくに接してくれます。仕事などで地元の人たちとの交流が始まると、まずは日本についての質問攻めに遭います。そして、その後は招待の嵐です。田舎の人間関係はいやだ、という人がいますが、私は逆に居心地良さを感じています。

休日には、気晴らしのためにドライブによく出かけます。日本と違って信号がほとんどない上に、法定速度は90Km。町を出ると、歩行者はほとんどいませんから、本当に快適なドライブが楽しめます。それから、地元の人とスポーツを通じて交流をしようと、村のサッカーチームの練習にも参加しはじめました。

Q.VTビザに関するご意見などはお持ちですか。
A.まだ2年目だからなのでしょうが、地方労働局の方々にVTビザの存在すら知られていません。ポワチエにて、ようやく最初の仕事が決まった時のことですが、ほっと一安心したその翌日、「キミの持っているビザではフランスでは働けないと労働局から言われた」と雇い主から電話で告げられてしまいました。さらにその翌日に労働局に行ってみると、担当者はバカンス中。他の職員たちも、「こんなビザ、見たこともない」などと言う始末。結局、15分ほどVTについて説明し、なんとか承諾を得ることに成功。しかし、それを報告したときには、すでに代わりの人が雇われていました。この点に関しては本当に改善を求めたいものです。

Q.地方で生活したいという方へ、アドバイスなどはありますか。
A.特に仕事をする場合、フランス語は中級以上、特に会話能力を身につけておいたほうがいいですね。雇用主は、あまり外国人慣れしていない田舎の人がほとんど。会話がスムーズにできるというのは、相手に安心感を与えるという点で重要だと思いますよ。

Q.今後の活動予定や、帰国後のご予定をお聞かせください。
A.何もなければ、滞在中の有機農場でビザ期限いっぱい研修を続ける予定です。帰国後は、日本のどこかの農場にてさらに研修を重ね、将来は日本で有機野菜中心の農場が開ければと思っています。理想としては、朝市などで販売したり、フレンチレストランなどに卸したり、個人に配達したりと、消費者と直接接する形を目指したいですねぇ。まあ先の長い話ですが…。


池田さん、ありがとうございました。ピレネーの雄大な風景を眺めながら、研修を重ねる日々。その作物と同様に、池田さんの未来も育まれていくことでしょう。

OVTでは、地方でもVT制度が浸透するよう、行政へ呼びかけを続けております。
同時に、地方で活動されている方々からの情報も参考にさせて頂きますので、是非お寄せください。

注:1 AGRISSE・・・http://www.agriss.com/
注:2 WWOOF・・・http://www.wwoof.org/
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